
lo tto
| 住所: | 東京都渋谷区渋谷3-25-7 Bre.S SHIBUYA D号室 |
|---|---|
| 電話: | 03-6433-5528 |
| Instagram: | lotto_shibuya |
リノベーションしたばかりのビル1階テナントで元々の部屋をいくつかに分割した1区画。インフラも元の部分から分割してありテナントの中を横断している。天井にもエアコンの排水用の配管、電気配線を隣へ渡す為の配線ラック、、、など。
天上の高さが3m以上あるので全てを隠すように天井を作ってしまうとかなり低くなるのと以前につくられていた内装を壊した跡が残ったコンクリートの表情などの味も消えてしまう。
特に悩ましかったのが排水管(けっこう太いやつ、、(苦笑))が床の上で隣からここへ、さらに隣へと渡っていた。こういう場合は床上げをするのがセオリーなんですが、、、
厨房だけ床上げをすると、、よくありがちなカウンターのお客様を見下ろしてしまう高さ関係に。
カウンターでお客様とのコミュニケーションを図るスタイルであるのでこれは避けたい。が、それを避けるために客席まで上げるとなると、予算もそうだが階段スペースが必要になり入口付近スペースに無駄が出てきてしまう。
どうにか出来ないかと考え、導き出した方法はシンク(流し台)の脚を排水管と干渉しない位置に特注で設置、またがしてよける。グリストラップはその分、小さめのものになってしまうが床上げせずにレイアウトするにはこの方法しかない。
また天井や壁もあえて造らなくて良いところは造らずに味を残すような、プランでご提案した。最初は悩まれていましたが、そのプランで行くことに。
このプロジェクトも少しだがオーナー様も作業に参加して頂いた。(塗装&下地調整パテ) 「有難うございました!」
客席としても調理場としてもメインになるカウンターは大胆に一枚もののタイルをセレクト。カウンター横の壁面にも特徴的な柄のタイルを貼り、もとの天井や壁の風合いに負ける事なく、この位置に自然と視線が集まり、主役になるようプランした。
そのカウンターの上をふと見ると、フィラメント球のぼんやりとした灯りに照らされた立方体の木製スピーカーが浮かび上がっている。山梨にある工房で手作りされるスピーカーだそう。
特徴的なそのフォルムが、なんとも言えない印象でアクセントになっている。
オープンしてから食事に伺った時、入口のガラスドア越しにカウンター向こうで料理していたオーナー様と目があって挨拶をした。勿論、目線の高さは一緒だった。
これが一段上がっていたらどうなっていたのか。と想像をした。
6坪という小さな空間だが、空間をデザインするということの難しさや大切さを改めて感じるプロジェクトになった。
イタリアンだけでなくフレンチベースのお料理も出てきてとても美味しかったです!
オーナー様、「ご馳走様でした。」